2011年10月24日月曜日

ローダウンによるタイヤの偏磨耗と解消方法

この車を購入と同時に車高調でローダウンして乗っていましたが、ある時タイヤを見てビックリ!

フロントタイヤの内側の溝が磨耗して全くなくなっていました、というよりツルッツル。これは異常だ!!

両側とも同じように偏磨耗していて、一方リアタイヤは全くと言っていいほど磨耗しておらず、

それが唯一の救いでした・・・。気付いて良かったです、この時点で。このまま知らずに乗り続けていたら・・・


ローダウンによる弊害であることは間違いないと思いましたが、アライメント調整を行っていなかったので

自己管理不足としか言いようがありません。今まで乗って来た車ではここまでひどい経験は無かったもので。

しかし、わずか2500kmの走行でここまで磨耗するとは・・・。


[新品からわずか2500km使用のフロントタイヤ]

このままではタイヤ代で破産してしまうと思い、何とか調整しなければとYahoo知恵袋で質問したところ、

簡単に調整できるとの回答を頂きました。

ワゴンRのような方式のサスペンションではローダウンするとトーOUTになってしまうそうです。


[トーアウトとは]
車を真上から見た簡単な図になります。

極端な図ですが、BよりAの方が開いていることをトーOUTと言います。(逆はトーIN)

この状態では路面に対し消しゴムのように削りながら走っているようなものですよね。

まず、どれだけずれているのかを簡易的な測定方法ですが、メジャーを使ってAとBを測定します。

私のワゴンRでは驚きの20mmもの差がありました(B側よりA側の方が20mm開いていた)。

そこで広がっているトーを元に戻してやる必要があるわけです。


[トーの調整]
簡易的ですが、平行のA=Bとなるように調整します。

調整個所はホイールハウス内にあります。

左側を調整する時はハンドルを右いっぱいに切ればタイヤを外さなくても調整できるようになります。


[調整位置:ホイールハウス内 ※みんカラのとある方の図を借用]
③のロッドを回転させて調整します。①がロックネジですのでまずは①を緩める必要があります。

その際、スパナを2本用意し、②が動かないように①を緩ませます。(かなり硬く締まっています)

①が緩んだら③のロッドをトーIN方向を向くように回していきます。

左右同じようにやらないとハンドルのセンターが狂ってしまうので、同じ周回すようにします。

このように調整しながらメジャーでAとBを測り、A=Bとなればこの目的は達成となります。

最後に①のロックを忘れないようにしましょう。


この調整を行ってからタイヤ交換し15000km走行しましたが偏磨耗は解消し、

タイヤ全体の減りも少なくなりました。

本来ならアライメント測定・調整をショップで行うのが確実ですが、

ワゴンRはキャンバーの調整が出来ないらしい(トーしか調整しようがない)ので、

この方法で十分対応できると思います。

念の為お約束ですが、やられる方は自己責任の上で行われるよう、お願い致します。

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